私たちの初めての九州訪問は、南国ムード漂う宮崎県へ。ヤシの木が並ぶ風景とリラックスムード、そして美しいビーチとサーフスポットで知られています。とはいえ、私たちは誰一人サーフィンができません…。シェフが使う「ボード」といえば、地元の特産品「太陽のたまごマンゴー」をカットするためのまな板くらいでしょうか。太陽の恵みをたっぷり浴びたこの高級フルーツは全国的にも有名です。今回はマンゴーは食べませんでしたが、宮崎にはまだまだたくさんの美味しいものがありました。

椎茸の王様

到着早々、私たちを迎えてくれたのは、椎茸農家の杉本さん。トレードマークの「椎茸帽子」がなんともキュートです。しかし、彼の作る椎茸はただの椎茸ではありません。宮崎の温暖な気候、適度な降水量、豊かな自然環境のおかげで、彼の原木椎茸は格別の旨味と香りを持っています。地域の鍋料理や焼き物などでよく使われますが、杉本さんは特別に「チーズ炒め」で振る舞ってくれました。これがまた絶品!彼は宮崎の椎茸を世界中に広めるために活動しており、食の展示会などでも見かけるかもしれません。ぜひ、その美味しさを体験してみてください。

チキン南蛮 1

さて、食欲は止まりません。次の目的地は、国道沿いにある地元の名物「チキン南蛮」を提供する食堂。揚げたての鶏肉に甘酸っぱいタレ、そして濃厚なタルタルソースがたっぷりかかった一品です。これを白ごはんと一緒に食べるのが最高なんです。お好みで辛味ソースを足しても◎。宮崎に来たらぜひ一度は食べてほしい逸品です!

「ミソ」じゃなくて「ミゾ」じゃないよ

宮崎の旅は、老舗味噌醤油メーカー「早川醤油味噌株式会社」なしでは語れません。創業1885年、7代目当主の早川さんが案内してくださいました。私たちはここで特別にコラボレーションしたレシピを制作し、NHKでも紹介されました。ここでは3種類の味噌が有名です。

味噌は日本料理に欠かせない調味料であり、味噌汁、漬けダレ、ソース、さらにはデザートにまで使われます。発酵食品なので腸内環境を整える効果もあり、健康にも非常に良いんです。シェフも「料理の隠し味」に味噌をよく使います。ここでしか聞けない味噌の秘密、ぜひ動画でご覧ください!

神話と自然の絶景

フランス南部にはヴェルドン渓谷があるように、宮崎には高千穂峡があります。火山の噴火によって作られた絶壁が美しい渓谷を形成し、透き通った五ヶ瀬川の流れが幻想的な風景を作り出しています。ボートで川を進むもよし、遊歩道を歩いて絶景を楽しむもよし。この地は日本神話「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が隠れた洞窟としても知られ、神聖な場所として訪れる人も多いです。自然と神話の魅力を感じられる特別な場所でした。

若き世代が守る焼酎文化

最後に訪れたのは「柳田焼酎製造株式会社」。ここでは若い世代が家業を受け継ぎ、伝統の味を守り続けています。家族経営の蒸留所で、焼酎作りの全工程を見学させていただきました。未来を担う彼らの姿勢に胸が熱くなります。何世代にもわたって受け継がれる焼酎の味と、宮崎の風土が生んだ素晴らしい文化を体験させていただきました。

宮崎の旅は、自然、食、文化、人との出会いに満ちた、まさに心温まるものとなりました。次に訪れるときは、きっとまた新しい発見が待っていることでしょう。

アンケートにご協力いただきありがとうございます。
御社の回答は、御社のニーズをより良く理解し、適切なソリューションをご提案するのに大変、役立ちます。
御社のニーズについて詳しくご相談させていただくために、折り返しご連絡させていただきます。